共析 (きょうせき)    [k31]

【用語の意味】
1つの固溶体から2つの固相が密に混合した状態で生じたもので、鉄炭素系では約0.85%Cが共析鋼。それより少ないC量の鋼をを亜共析鋼、多いものを過共析鋼という。

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【補足説明】
鉄-炭素2元系平衡状態図の例

2つの混合液体(液相)から一定の凝固点(凝固温度)で凝固し、同じ組成の固体となったものを共晶と言い、混合固体(固相・固溶体)から同一組成の形態の違う固相に変化したものを共析組織という。

上図のような、鉄-炭素2元系の鋼では、共晶点は4.3%C、共析点は0.8%Cあたりにある。

熱処理で説明される語句では、共析成分(約0.8%C)の鋼をオーステナイト温度域からきわめてゆっくり冷却すると、全組織がフェライトとセメンタイトの層状組織(パーライト)になり、共析成分より炭素が少ないと初析フェライトが、0.8%より多いと初析のセメンタイトが析出する・・・などが説明される。

その他では、製鋼過程でオーステナイト温度域で晶出する炭化物を共晶(1次)炭化物、2次硬化する工具鋼鋼種を焼入れ後に500℃以上の高温焼戻しをしたときに析出する炭化物を共析(2次)炭化物という場合があるが、これは業界的な用語の意味合いが強く、液相からの析出反応を共晶、固相からのそれを共析と呼んでいる。



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や行 やゆよ
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