フレームハード鋼 (~こう)      [h28]

【用語の意味】

火炎(バーナー)焼入れ後に、放冷することでも十分な硬さが得られるように成分調整をした鋼材。焼入れ性が良いので、その特徴を生かして、全体焼入れをして用いられることも多い。

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【補足説明】

本来は、バーナーで突端を順次に加熱しながらそのまま放冷させることで熱伝導による冷却を利用して硬化するように考えられた鋼で、突端部分やコーナー(角部)をバーナーで加熱して、放冷するだけで硬化するように成分設計された鋼種です。   

さらに、焼戻し温度に対しても鈍感になるように考えられており、バーナーで適当な温度に焼戻ししても硬さのばらつきが生じにくいように考えられたものである。 

もちろん、冷間ダイス鋼のSKD11などでもこのような処理は可能であるが、フレームハード鋼はCrによる焼入れ性向上ではなく、マンガンの焼入れ性の高さを利用して焼入れ温度を1000℃を越えないようにしたり、鋼材価格が安価になるように配慮をされている。

耐摩耗性などはSKD11よりも劣るので、小ロット用の押し型や抜型の用途を想定している。

この焼入れ性が良い点が、強度だけが要求される機械部品などに向いていることなどから、フレームハードをしないで、全体焼入れ焼戻しをして精密機械部品などにも使用される。
日立金属のHDMシリーズが知られている。



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