H鋼(エイチコウ)        [a14]

【用語の意味】
JIS G 4052焼入れ性を保証した構造用鋼材で規定されている、ジョミニー試験による硬さ範囲を保証した鋼材で、たとえばSCM440に対しSCM440Hというように鋼種名の末尾にHを付加してある鋼種名になっています。

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【補足説明】 

ジョミニ焼入れ性試験例 Hバンドの例
上記はジョミニ焼入れ性試験の1例で、左は焼入れ性曲線(H曲線)で、ここでは、焼入れ性の良い鋼の例と良くないものの曲線が示されています。
これを1つの鋼種でその範囲を示したものが「Hバンド」と呼ばれます。H鋼は右のジョミニ硬さの範囲を示す「Hバンド」が示された鋼材で、ジョミニ試験をすると、この範囲内に硬さが入ることを(つまり焼入れ性能を)保証された鋼材です。
もちろん、H表記のあるH鋼のほうが通常の鋼種に比べてHバンド幅が狭いのですが、このためには、鋼の成分や結晶粒度などを厳格に規定して製造されているものといえます。
しかし、このJIS規格は1987年のものですので、現在の製鋼技術では、当時よりもはるかに品質やその均質性が向上しているので、このような規格も古くなっている感じがします。



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