焼入れ性倍数(やきいれせいばいすう)  [y05]

ある合金元素を添加したときの理想臨界直径と添加しない時のそれの比を表したもので、Mn、Crなどの焼入れ性を高める元素量を増すとそれは大きくなります。

焼入れ性倍数の高い元素を加えると、焼入れ性の高い鋼になります。


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合金元素の焼入れ性倍率

炭素鋼にここに示すような焼入れ性倍数の高い合金元素を添加すると、焼入れ性が良くなります。

実際の鋼に当てはめて考えると、鋼の焼入れ性(高い硬さへの成りやすさや鋼の内部に至る硬さ低下が少ないという性質)は、炭素量の多少が大きな影響を及ぼしますし、その他の元素の割合などで単独の数値とは変わってきます。

さらに、焼入れ性が高くなると、残留オーステナイトが増加する傾向になりますし、製鋼時の問題もありますので、単純に増やせばいいというものでもありません。

特に焼入れで残留オーステナイトが多くなると、得られる最高硬さも低下するなどのデメリットが出てきます。

このために、この図は焼入れ性に対する元素の持つ焼入れ性高めるというイメージを持つためのものとしてみておく程度でいいでしょう。



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(来歴)R1.8 見直し

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