テンパーカラー        [t16]

機械加工した光輝面を大気中で加熱したときに生じる酸化被膜の色のことで、「焼戻し色」ともいわれます



焼戻し色の例 日立金属
これは、日立金属(株)のカタログに最近まで掲載されていた図表です。

研磨面を大気中で加熱したときの、酸化による表面の着色ですので、鋼種によって色のトーンなどが若干変わります。

この図も、若干赤色が勝っている感じがしているのですが、厳密に考えなくていいでしょう。色の傾向を知ってその温度のイメージを持つことができればいいと思います。

平削り盤や太径のボール盤での穴あけ作業などの機械加工をしているとき、キリコが着色するのを見たことがある方も多いと思います。
もしも、キリコが青い色になっているいるようなら、要注意です。

もしもそれが衣服に飛ぶと燃えます。この状態では350℃程度の高温になっているのですが、素手で直接触るのは危険です。
当社の機械加工従事者にも、衣服に穴の開いた人を見かけますので、注意しないといけません。

このような「五感でわかる温度」を日立金属さんは汎用鋼のSLD(JISのSKD11相当材)のカタログに長い間掲載していたのですが、現在はなくなっているので、これらの資料にも触れる機会が少なくなってきているのは残念です。



↑記事のTOPに戻る

用語の索引一覧へ

あ行 あいうえお
か行 かきくけこ
さ行 さしすせそ
た行 たちつてと
な行 なにぬねの
は行 はひふへほ
ま行 まみむめも
や行 やゆよ
ら行 わ行 らりるれろわ

スポンサーリンク


HP紹介

鉄鋼の熱処理全般について紹介
せん断刃物技術の基礎事項を紹介
第一鋼業のHPとお問い合わせはこちらから

↑記事のTOPに戻る