熱処理用語の解説

熱処理操作(ねつしょりそうさ)[n10]

文字の印象からいえば、熱処理の際に行う行動のうち、加熱、冷却などの操作のことが熱処理操作ですが、一般的には、熱処理操作といえば、熱処理の温度・時間仕様のことを指す場合が通例です。

例えば「焼入れ」の場合でいうと、加熱温度、保持時間、冷却方法などをさします。

焼入れについて言えば、広い意味では、品物のセット(熱処理準備)、加熱設備等の温度設定、操炉、冷却などにおけるそれぞれの作業の手順などが含まれますが、ほとんどそれらに触れることはなく、しばしば「熱処理線図」と呼ばれる下記のような図で熱処理操作を表現します。

熱処理線図

この図は、統一されたものではありませんが、この見方は、左から、時間が経過していき、時間の経過が表示されます。

上方向に進む線は温度を上げる様子が示されており、反対に、下方向に進む線は品物の温度が下がっている様子が示されています。

また、下図では、焼入れと焼戻しの工程があることが示されています。

それぞれの項目の位置には、数値などで具体的な情報が表示されています。


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(来歴)R2.1 見直し   R2.4 CSS変更   最終確認R6.1月

用語の索引

あ行 あいうえお
か行 かきくけこ
さ行 さしすせそ
た行 たちつてと
な行 なにぬねの
は行 はひふへほ
ま行 まみむめも
や行 やゆよ
ら行 わ行 らりるれろわ
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