熱処理用語の解説

熱処理について      [n08]

金属に対する熱処理とは、金属製品に要求される所要の性質を付与する目的で、雰囲気、加熱、冷却、圧力、電磁気などを組み合わせて行う処理のことをいいます。

しかし、一般的には、熱を操作することで金属製品の性質を変えるための操作をいい、このHPでは鉄鋼関連を対象にしているので、下のような内容について書かれています。

鉄鋼の熱処理に関係ある熱処理の種類を書き出してみました。 もちろん、ほかの要素を組み合わせる場合もあるので、これら以外の分類や熱処理の種類を書いたものもありますから、これも一例として見ていってください。

熱処理の種類

鉄鋼については、JIS-B-0122の加工記号に熱処理の種類があリます。

さらに、JISにある熱処理用語をみると、そのほかにもいろいろな熱処理や熱処理の作業として行われる用語も含まれていますが、JIS-B-0122では、

焼ならし、焼なまし、焼入れ、焼戻し、時効、浸炭、窒化、浸硫などの熱処理の大分類があり、それに関係するものが中分類に分類され、それらの「加工記号」が示されています。

しかし、熱処理分野は熱処理方法や技術が変化改良してその内容も日々変化しており、特に、表面熱処理の分野では、JISにおける規格化が追い付いていないような感じもしますし、このHPでも、全く触れていないものもあることに注意ください。

JIS-b-0122の熱処理の加工記号

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(来歴)H30.12 見直し  R2.1見直し   R2.4 CSS変更   R7.9月に見直し

用語の索引

あ行 あいうえお
か行 かきくけこ
さ行 さしすせそ
た行 たちつてと
な行 なにぬねの
は行 はひふへほ
ま行 まみむめも
や行 やゆよ
ら行 わ行 らりるれろわ







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