バッチ炉 (ばっちろ) [h07]
熱処理では、一定の品物を炉内に入れて加工することを「バッチ処理」といいます。当社では、通常は横型の炉をさすことが多く、それに対して縦型の炉は「ピット炉」と呼んでいます。
これら「バッチ」に対しては、連続的に処理する「連続炉」がこの言葉に対応しています。
炉の呼び方についてですが、熱処理にかぎらず、装置を作っている会社であれば勝手にネーミングをしますし、自社でも勝手な呼び方をします。
自動バッチ炉や連続バッチ炉と呼ばれるものもあるようですので、何が正しい呼び方なのかはよくわかりません。
最近ではコンピュータ用語でバッチということを耳にするが、[batch]の意味を辞書で引くと、パンを焼く場合の「ひと窯」のような意味があることから、そんな意味合いで名付けられたような感じがします。
(来歴)H30.11 文章見直し