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合金を作ることを「アロイング」といいます

アロイングという言葉は熱処理用語ではありませんが、金属関係用語で、alloy(合金)を作ることをアロイングといいます。

主に、高エネルギー(レーザー・電子ビーム・衝撃など)を用いて、鋼の表面に他の物質の化合物を形成させる処理や方法を指します。

 

レーザーや電子ビームを使う熱処理では、レーザー熱処理電子ビーム熱処理などがありますが、この「アロイング」とは別のものです。

機械的なアロイングの方法の一つに、「メカニカルアロイング」があります。

これは、ボールミルなどを用いて、機械的に強力な衝撃を加えて、粉末を固体のままで合金化するという新材料の合成法で、これを利用した方法が比較的多く研究されています。

このメカニカルアロイングは、ボールミルと呼ばれる高速撹拌機などを用いて2種類以上の粉末と硬いセラミックスボールなどを混錬して、そのときに生じる、摩擦・衝突などの熱や力によって、鋼やその他の物質の表面に、新しい合金を生成させます。

この方法は、局所熱などのために比較的低温でも反応することなどもあって、鉄系以外でも様々な分野で研究されています。

鋼の結晶に強い変形を加えたり、それを加工によって結晶を分断して「ナノ化(超微細化)」することによって全く新しい特性の持った鋼(金属)になることなど、様々な研究が行われています。