熱処理用語

炭素量での鋼と鋳物と鉄の違い

鋼は鉄Feと炭素Cの合金で、おおむね2%以下の炭素量のものを言います。便宜上、純鉄は0.01%以下の炭素量のものを言います。炭素は鋼を硬化させる重要な元素です。
熱処理用語

シーズニング|時間をかけてなじませる処理 

鋳物のシーズニングについて説明しています。「枯らし」とも呼ばれ、製品になってからの経年変化を防ぐために行われています。低温焼なましなどの熱処理で代用されることもあるのですが、問題もあります。
熱処理用語

浸炭をして使用する 肌焼き鋼 (はだやきこう)

主に浸炭ように使用する、低炭素の鋼の呼び名。これらを使って過去には浸炭(主に固形浸炭)したあとにもう一度加熱し直して焼入れをしていました。近年は、それらを炉の中で自動で行っており、それを直接焼入れといいます。
鉄鋼の熱処理

鋼の焼戻し2|工具鋼の焼戻しのタイプ 

工具鋼には、2次硬さが出る鋼種があります。高速度鋼では耐熱性を考えて高温焼き戻しが基本ですが、一般の冷間用工具部品では200℃前後の低温焼戻しが行われます。また、焼戻しに関係する低温焼戻し脆性や矯正などを簡単に紹介しています。
熱処理用語

熱処理用試験片について|その特殊さを知っておきましょう

熱処理硬さなどに用いられる試験片は、ほとんどは小さなもので試験されていますので、実際の品物とは違うことを知っておく必要があります。特に、質量の違いで特性値は変わりますし、極端にいえば、材料の履歴でも変わります。
鉄鋼の熱処理

火花試験 難しく考えなければ簡単にできます

火花試験をJISに沿ってやろうとすると、書いてある規格内容の理解だけでも大変ですが、2つの鋼材の比較をするのであれば、簡単にできる便利な試験です。熱処理品の中に異材が混入すると重大な損失になるので、知っておくと便利です。
熱処理用語

軟化焼なまし|硬さを下げる目的で行う

A1変態点以下の温度で鋼を軟化するために行う軟化焼なましは低温焼戻しに分類されるもので、簡易的な軟化方法です。
熱処理用語

鋼の凝着摩耗|摩耗試験評価方法について

摩耗形態の一つで、金属間のすべり面で起きる凝着によっておこる摩耗をいいます。通常の工具寿命はこれに左右されることが多く、大越式摩耗試験機などで試験されるものの、目的にあった評価は難しいようです。
熱処理用語

連続冷却変態曲線|CCT曲線

焼入れの冷却速度の違いによって硬さや組織の変化を示すものに連続冷却変態曲線があります。これはCCT曲線とも言われ、S曲線とともに、焼き入れにおける説明に用いられます。
熱処理用語

マルテンサイト|鋼で非常に硬い組織

鋼は焼入れによって硬化しますが、これはマルテンサイトという硬い組織に変化するためです。もちろん硬化の程度(硬さ)は炭素量その他の成分や急冷度合いなどの熱処理に関する要素が加わって変わります。