熱処理用語

清浄度|高いほうが良い鋼と評価される

清浄度は鋼に含まれる非金属介在物の度合いをいい、鋼の品位を表す指標です。しかし近年は製鋼技術向上によって非金属介在物は急激に減少して、鋼材の品質は非常に向上しています。
熱処理用語

熱処理での性質変化は結晶構造の変化のため

鋼の多くは常温では体心立方晶で、熱を加えると結晶構造(分子の並び方)が変化して面心立方晶に変化します。これを利用して焼入れなどの熱処理をします。
鉄鋼の熱処理

鋼の表面熱処理について

表面熱処理はJISに、火炎焼入れ、高周波焼入れ、浸炭・窒化などが規定されています。ここでは、火炎焼入れ鋼や、表面熱処理での、全体熱処理とは違ったトラブルや誤解しやすい、焼入れ深さ・硬化深度ポイントなどを取り上げています。
鉄鋼の熱処理

固溶化(溶体化)熱処理

固溶化熱処理は、安定したオーステナイト状態の鋼にするための熱処理です。オーステナイト系のステンレス鋼で行われている熱処理で、高温のオーステナイト状態になった鋼を急冷する処理です。よく似た処理に、水靭があります。
熱処理用語

マトリックスハイス|セミハイス

マトリクスハイスは、セミハイスともよばれる、従来のハイス(高速度工具鋼鋼材)と異なって、温間鍛造金型用などでダイス鋼レベル以上のじん性や耐熱性を持つように開発されているもので、ダイス鋼とハイスの中間的な化学成分のものです。
熱処理用語

遷移温度|破面の脆性破面率が50%になる温度

鋼が低温状態になると急激に衝撃値が低下する温度が遷移温度ですが、簡便的には、脆性破面率が50%になる温度をいいます。
鉄鋼の熱処理

鋼の焼戻し2|工具鋼の焼戻しのタイプ 

工具鋼には、2次硬さが出る鋼種があります。高速度鋼では耐熱性を考えて高温焼き戻しが基本ですが、一般の冷間用工具部品では200℃前後の低温焼戻しが行われます。また、焼戻しに関係する低温焼戻し脆性や矯正などを簡単に紹介しています。
熱処理用語

残留応力について

温度や変態によって発生し、品物の表面や内部で変化している応力を残留応力といいます。これは、どのような場合でも内在します。品物の一部分に応力や外力が集中すると、破壊・割れなどの原因になります。
熱処理用語

熱処理での析出について

熱処理においては、溶体や固溶体などから異相の結晶が分離成長する現象を析出といいます。例えば、鋼の熱処理に関係するものに、高合金工具鋼の2次硬化や、マルエージ鋼の時効硬化などがあります。
熱処理用語

シーズニング|時間をかけてなじませる処理 

鋳物のシーズニングについて説明しています。「枯らし」とも呼ばれ、製品になってからの経年変化を防ぐために行われています。低温焼なましなどの熱処理で代用されることもあるのですが、問題もあります。