鉄鋼の熱処理

顕微鏡組織について

ここでいう組織は金属の顕微鏡組織のことで、代表的なマルテンサイト、パーライトなどの代表的な組織やその説明をしています。また、SLDの資料を利用して、熱処理温度と組織の関係を簡単に紹介しています。
熱処理用語

初析の炭化物|一次炭化物|共晶炭化物

鉄鋼を鋳込んだ際の凝固過程で、最初に析出する炭化物を初析の炭化物、一次炭化物、共晶炭化物など呼ばれます。これは工具鋼の耐摩耗性を高める効果がありますが、逆に、大きな炭化物はじん性を低下させます。
熱処理用語

U曲線(ユーカーブ)|断面の硬さを示した図

鋼を焼入れすると、表面より内部に向かって硬さが低下します。 その品物の断面を切断して、表面~中心~反対表面の硬さを示すとU字状になります。その図をU曲線(Uカーブ)と言います。断面硬さを知る方法で、ジョミニー試験の例も示しています。
熱処理用語

熱処理品の抜き取り検査について

熱処理検査は抜き取り検査をするのが通例です。これは、検査による選別・判定というよりも、工程確認の目的で行われる意味合いが強く、問題や変更が必要なら事前に取り決めがしないといけません。検査での昔の話も紹介。
鉄鋼の熱処理

鉄Feと炭素Cの合金 「鋼(はがね)と鋳鉄」

鉄、鋼、鋳鉄は炭素の量で呼び方を区別します。なかでも「鋼」は熱処理で大きく性質を変化させます。このページでは、熱処理全般の、鋼の成分、固溶体、熱処理などの言葉を雑知識を含めて紹介しています。
鉄鋼の熱処理

熱処理品の硬さに関する重要な点と問題点

熱処理では、硬さは機械的性質の値を代替する重要なものです。熱処理の検査は数少ない抜き取り検査が通例で、硬さ換算表を用いることも多く行われるのですが、硬さにおける問題点や疑問点も内在しています。それらの一部を紹介しています。
熱処理用語

熱処理加工のJIS規格について

熱処理加工のJIS規格は、焼ならし及び焼なましなどがあり、「加工のJIS」と呼ばれます。ここには、製品の最低品質が確保できるように、JIS表示許可工場になるための必要な項目が規定されています。
鉄鋼の熱処理

鋼の焼入れと焼戻しは時間をおかずに連続して行います

焼入れと焼戻しはセットにして行い、焼入れ後に時間を置かずに焼戻しすることで、じん性が増します。残留オーステナイトの説明をしています。残留オーステナイトに長短所があるというのですが、基本的には少ないほうがいいでしょう。
熱処理用語

熱処理の腐食液で王水(おうすい)も使います

金属組織を観察する場合は、試料の表面をナイタールなどの腐食液を用いて腐食してから組織の観察をしますが、耐食性の高いステンレスなどには強酸の王水を用います。
熱処理用語

火花試験 (ひばなしけん)

グラインダーで鋼の表面を削ると鋼の成分に沿った典型的な火花の様子や形状が観察されます。これを用いて、鋼種や合金成分を判定するのが火花試験です。簡単にできるので、それを紹介しています。