熱処理用語

S曲線・TTT曲線|変態の様子を示している図

TTT曲線、S曲線は、オーステナイト状態からある温度に冷却した時の恒温変態の様子を表した時間-温度の関係を示した変態図ですが、熱処理説明では、焼入れ時の時間経過と出現する組織などの説明のために使われます。
熱処理用語

熱処理での性質変化は結晶構造の変化のため

鋼の多くは常温では体心立方晶で、熱を加えると結晶構造(分子の並び方)が変化して面心立方晶に変化します。これを利用して焼入れなどの熱処理をします。
熱処理用語

熱処理操作と熱処理工程の流れ図について

熱処理で「熱処理操作」では加熱温度、時間、冷却方法などの手順を熱処理線図というもので表すことが多くあります。この図は決まりがあるものではなく、熱処理の重要なポイントを指示するために使われます。
熱処理の話題

鉄鋼の熱処理の昭和と現状の違い

鉄鋼隆盛期の昭和時代を経た筆者が、現在との比較や今後の展望に対する私感を書いています。昭和後期と比べて、熱処理のやり方や考え方はどのように変わってきているのでしょう。昭和年代の熱処理との違いを紹介しています。
熱処理用語

塩浴熱処理(えんよくねつしょり)について

金属などの加熱(熱処理)のために、混合した塩を溶融して用いて行うの熱処理方法を塩浴熱処理といいます。塩浴はソルトバスともよばれ、無酸化熱処理の一つです。
熱処理用語

熱処理用試験片について|その特殊さを知っておきましょう

熱処理硬さなどに用いられる試験片は、ほとんどは小さなもので試験されていますので、実際の品物とは違うことを知っておく必要があります。特に、質量の違いで特性値は変わりますし、極端にいえば、材料の履歴でも変わります。
熱処理用語

ベイナイト焼入れについて

じん性を付加する目的で行うベイナイト焼入れは、冷却速度を調整したり、恒温処理によって、マルテンサイトではなく、ベーナイト組織を得るための焼入れ方法をいいます。
熱処理用語

軟点(なんてん)|焼入れで十分に硬化していない部分

熱処理の焼入れ時に生じる、硬化しないか又は他の部分より硬さが低いところを軟点と言います。水焼入れや、高周波焼入れでそれが生じますが、これを無くすることは難しいことです。
熱処理用語

偏析 (へんせき)について

合金元素や不純物が不均一に偏在するのが「偏析」です。これが過度になると、機械的性質が各部によって異なるなどで、偏析は好ましくないものです。
鉄鋼の熱処理

鋼の焼入れ性を高める合金元素について

鉄鋼の焼入れ性を高めるマンガン、モリブデン、クロムなどの合金元素ついて説明しています。焼入れ性は、鉄鋼を評価する一つの指標で、合金量が多いほど良い鋼種というものではありません。レアメタル・レアアースについて簡単に紹介。