熱処理用語

面心立方晶|鋼の結晶構造の一つ

面心立方晶は、鋼のオーステナイト組織に代表される結晶構造。結晶(セル)に含まれる原子の数は4つで、焼入れ硬化してできたマルテンサイトは体心格子のそれは2つですので、この変化が鋼の硬化につながっていると言えるかもしれません。
熱処理用語

共析 (きょうせき)とは 

鉄鋼の鉄炭素2元系における共析は、固溶体における2つの固相が密に混合した状態です。炭素鋼では、約0.8%炭素鋼を共析鋼といいます。。
鉄鋼の熱処理

からだの五感で体感できる熱処理の「温度」について

温度は温度計で測定するのが当たり前になっていますが、昭和年代の熱処理作業では、作業者は、計器による温度に加えて、加熱時の色を見たり、手や肌で感じる感覚で温度を測っていました。その一部を紹介しています。
熱処理用語

常に注意が必要な「異材混入(いざいこんにゅう)」

熱処理では最も多い不具合です。鋼種を混同することを異材混入といいます。これがあって熱処理してしまうと、硬さ不良、品質不良などの救済できないいろいろな問題を起こすので注意しないといけません。
鉄鋼の熱処理

熱処理での強さや硬さとは何でしょう

鋼は熱処理することで強度(強さ)を調節します。強度は硬さと相関があります。硬くて強くする熱処理は「焼入れ焼戻し」です。構造用鋼などの強さを増すための熱処理は、調質といわれます。これらの、焼入に関する用語の一部を紹介しています。
熱処理用語

炎焼入れ|火炎熱処理|フレームハード

表面熱処理に分類される、バーナーなどで加熱して行う焼入れ硬化させる炎を用いた焼入れ方法です。フレームハード、フレームハードニングとも呼ばれています。フレームハード用の鋼種も販売されています。
熱処理の話題

機械構造用炭素鋼(SC材)のJISの熱処理

過去のJISハンドブックには構造用鋼の熱処理や機械的性質、その他の熱処理データが参考資料で掲載されていたのですが、現在は削除されて無くなっています。これらは、小さな試験片を標準的な熱処理をした結果のデータですが、貴重で便利なものでした。
熱処理用語

エッチング|金属組織を見るための腐食

エッチングは、熱処理では、顕微鏡組織を観察する際に金属表面を腐食することをいいます。腐食液や腐食の仕方で見える組織は変わります。腐食=エッチングについて説明しています。
熱処理用語

ミルシート|鋼材情報が詰まった鋼材検査成績書

ミルシートは一般には検査成績書のことをいいます。熱処理や鋼材の出荷検査では、決められた内容について試験検査は行われていますが、ただ、ミルシートにすべてが示されているのではなく、簡単な内容しか書かれていないものも多いです。
熱処理用語

半冷曲線|焼入れ硬化の程度を示す図表

大径材の表面硬さや中心硬さを推定する方法として、プロテリアル(日立金属)さんが行ってきた方法です。 これは、実際の熱処理での冷却状態を考えて、焼入れした鋼材の内部の硬さを知るために利用できます。