熱処理の話題

ステンレスSUS304の脱磁について

機械加工でSUS304が着磁したので熱処理で除去したいということでの問い合わせや質問がしばしばあります。ステンレス鋼の脱磁処理については、うまくいかないことが多く、脱磁方法についての考え方や対処の方法などを説明しています。
熱処理用語

吸収エネルギーと熱処理での衝撃値について

シャルピー衝撃試験では吸収エネルギーを測定して、それが大きいと耐衝撃性が高いと評価します。工具鋼の高い硬さの試験JISにはない、10Rシャルピー値で評価されることが多いようです。
熱処理用語

細粒鋼・粗粒鋼|結晶粒が細かいほうが優れる

オーステナイト結晶粒度がおおむね5以上の鋼を細粒鋼と呼びます。結晶粒度が5以下では、それ以上のものに比べて機械的強度などが劣るとされていますが、工具鋼では、7以上の細粒が望ましいとされています。
熱処理用語

共析 (きょうせき)とは 

鉄鋼の鉄炭素2元系における共析は、固溶体における2つの固相が密に混合した状態です。炭素鋼では、約0.8%炭素鋼を共析鋼といいます。。
熱処理用語

ステンレスの鋭敏化(えいびんか)

オーステナイト系のステンレスを加熱すると耐食性・耐酸性などが低下します。これはステンレス鋼が鋭敏化することで起こリます。鋭敏化を解消するためには、再度、溶体化処理をする必要があります。
熱処理用語

焼戻しパラメータ|焼戻し硬さは温度と時間の関数で決まる

温度と硬さの関係が数式で表され、それを焼戻しパラメータといいます。それを図にしたものが鋼種のカタログにいくつか見受けられます。たとえば、焼戻し硬さは、温度と時間の関数で表されるというものです。その例を紹介しています。
熱処理用語

亜共析鋼(あきょうせきこう)

鋼の炭素量が0.8%のものを「共析鋼」というのに対して、S45Cなど、およその炭素量が0.8%以下の鋼を「亜共析鋼」といいます。0.8%以上は「過共析鋼」です。
熱処理用語

刃物類の焼入れと銃刀法|知っておくべき項目

趣味でカスタムナイフの製作をしている方や保持する方は銃刀法と軽犯罪法を知って遵守する必要があります。法に抵触するものは、熱処理業者さんでは、熱処理をしてもらえない場合も出てきます。
熱処理用語

五感温度|体の感覚で温度がわかる

温度計のない時代には、熱処理では五感を用いて加熱色、焼戻しの状態を捉えて熱処理をしていました。色で温度がわかりますし、品物は温度によって着色します。これらは、知っておいても無駄にはならないでしょう。
熱処理用語

熱処理での析出について

熱処理においては、溶体や固溶体などから異相の結晶が分離成長する現象を析出といいます。例えば、鋼の熱処理に関係するものに、高合金工具鋼の2次硬化や、マルエージ鋼の時効硬化などがあります。