ポータブルな、反発硬さ計の一種です。
この「equotip(エコーチップ)」は商品名です。
(エコーチップのカタログより)
硬さ方法の1つである、「反発硬さ」は、「硬いものは、跳ね返り強さが大きい」ということを指標化した硬さです。
この原理を用いた硬さ試験機には、日本国内では、ショアー硬さ試験機がよく使用されており、ショアー硬さ計はJIS規格にも規定されています。
ショアー硬さ試験機は、ダイアモンドを先端につけた圧子を自然落下させて、その跳ね返り高さを測定するものです。
そして、エコーチップは、写真のような可搬性の測定部を品物に押し当てて、超硬製のボールチップを品物に打ち当てることで「硬さ」を測ります。
このエコーチップはショアー型試験機と同様に、手で持って大きな品物を測定することができます。
機械的にボールを射出する仕組みのために、鉛直方向だけでなく、横方向や上方向の硬さを測定することもできるのが大きな特徴です。
日本でも、過去に一時、「ショアーE型」として、同様の試験機が規格化がされたこともありました。 しかし現在のJISには、この規格はありません。
ASTM(米国試験材料協会規格)にはこの試験方法が規定されていますので、このエコーチップも、トレーサビリティー(国家標準に基づいた硬さが測定できる仕組みがあること) が確立されています。
また、その他日本で用いられている硬さ値(ロックウェル【HRC】、ショアー【HS】など)の換算値が表示されるようになっていて、使いやすいようになっています。
その他の試験機
エコーチップと同様方式のものや簡単に用いることができる国産の反発式の試験機もあります。
ただ、これらは使いやすい工夫がされていますが、JISに対応した硬さに換算ができるといっても、同じ評価をしてよいかどうかは別です。
換算値ですので、商取引(重要な製品の検査など)には、事前に検査について打ち合わせておくなどの慎重さも必要です。
そして、どの試験機にも言えることですが、試験機にはそれぞれに長短所があります。
使いやすいというものでも、使い慣れてその特徴を掴み、正しい値を常に出せるようにする訓練や使い方を熟知しないと正しい硬さ測定はできません。
このような、硬さや硬さ試験については、大切な項目や注意する点がたくさんあります。
こちらの硬さに関するページも参考にしてください。

